ブレーキキャリパー オーバーホール
またまた友人のプラドです。
ラジエーター交換と同時にブレーキパッドの交換も依頼されていました。
ラジエーター交換を無事終え、ブレーキパッドの交換作業に・・・ 自分はブレーキの作業を任せて他の業務をしていると、通常20~30分程度で終わるブレーキパッド交換が一向に終わる気配がありません。
心配で杉山スタッフのもとへ駆け寄ると・・・汗をダラダラかきながら苦悶の表情を浮かべております。
「どうした?怪我でもしたか?」と心配になりましたが、どうやらブレーキのピストンが戻らなくて困っていました。
ブレーキはブレーキオイルの油圧でピストンが伸び縮みしてブレーキパッドを押し付けます。
そのブレーキパッドが押し付けられローターと強く密着することでブレーキがかかるのですが、当然ブレーキを離した時に、そのピストンは戻らないといけません。
しかし、年数が経過したり、ある程度距離が進んだ車はこのピストンが錆や汚れで固着して動かなくなってしまうことがあります。
今回のケースもまさにそれでして・・・固着してしまいビクともしませんでした。
仕方がないのでブレーキキャリパーを分解し清掃&部品交換(通称オーバーホール)をすることになりました。
専用の交換キットを取り寄せて作業開始です。
4POTキャリパーのため分解するのにも時間がかかります。
一つ一つ丁寧に分解していくと・・・やはりピストンとその中に錆を発見しました。
綺麗に錆を落とし、古くなったゴムシールを交換してもとに戻したらオーバーホール終了です。
突然の思わぬトラブルで作業に時間がかかってしまいましたが、無事終了して何よりでした。
これで友人も安心して車に乗れますね?
ブレーキは車にとって大変重要な部分です。日常的にしっかり点検&メンテナンスを行ってください。どんなにいい車でも、どんなにいいタイヤを履いても、どんなに格好いいホイールをつけても、どんなにラグジュアリーな装飾をつけても・・・ブレーキが効かなかったら大変ですからね?
担当者:池田