サービス事例 / 2008年10月14日

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

「タイヤはみ出し測定器」導入しました!

2008年10月14日

 最近、「タイヤやホイールが車体からはみだしてしまっていて車検が通せないので、

何とかしてくれませんか?」とか

「前回の車検は問題なかったのに、今回から急にNGになって困っています」などなど

タイヤはみ出しによる車検不適合の問い合せやご相談が多くなっております。

道路交通法が大幅に改定されたわけではないのですが、この業界全体があいまいにしてきた「タイヤのはみ出し」について最近ではしっかりと見直して行こうという考え方が広く浸透してきたため、カーディーラー、民間車検場ではしっかりと点検検査をするようになりました。そのために不適合と判定されるケースが多くなったのです。

ちなみに「タイヤはみ出し」の審査規定は以下の通りです。

審査事務規程 第5章 継続検査及び構造等変更検査等

(2)車体の外形その他自動車の形状は、視認等その他適切な方法により審査したときに、鋭い突起を有し、又は回転部分が突出する等他の交通の安全を妨げるおそれのないものでなければならない。ただし大型特殊自動車及び小型特殊自動車にあってはこの限りではない。

(保安基準第18条第1項2号関係、細目告示第178条第2項関係)

この法律では車体及び車枠から回転部分=タイヤ&ホイールがはみ出してはいけないとされています。これではあまりにも曖昧すぎてわかりません。そこで・・・

実際の検査での判断基準は下記になります。

(3)次に該当する車枠及び車体は、(2)の基準に適合するものとする。

   (細目告示第178条第2項関係)

①自動車が直進姿勢をとった場合において、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30゜及び後方50゜に交わる2平面によりはさまれる走行装置の回転部分(タイヤ、ホイール・ステップ、ホイール・キャップ等)が当該部分の直上の車体(フェンダー等)より車両の外側方向に突出していないもの。

う~~~~ん  なんだか難し過ぎてよくわかりませんね。しかもこの基準を性格に判断するなんて素人には到底無理な話です。

そこで・・・・

誰でも簡単に、スピーディーに調べられる機械が必要!というわけで導入したのがこの

「タイヤはみ出し測定器」であります。

法律で定められている範囲において、はみ出しがないか調べることが出来ます。

アルミホイールを交換している方、インチアップをしている方、タイヤサイズを変更している方などで、心配な方はぜひともご来店ください。無料でお調べいたします。

また最近では過敏に反応して、インチアップをしているだけで車検を通すのに難色を示す所も多々あるそうです。この機械を使えば正確に判断できますので、

「なんでこれが駄目なの?」「はみ出してないのに~~~」

なんてお思いの方は是非ご相談ください。

最後に誤解のないように申し上げますが、法律の定める範囲内で我々は自由に

「ドレスアップ」を楽しむことが出来ます。

「ホイールを交換すると車検が通らないのでは?」なんて思っている方も

多くいらっしゃるみたいですが、決してそんなことはございません。

どうか誤解のないようにお願いいたします。

当店ではこの機械を用いながら、今後もお客様に安心して商品をご購入いただけるよう努めてまいります。

どうぞ安心してお買い物いただければと思います。

担当者:池田