サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

ステップワゴン(RF3)ハブボルト交換  たった1本のボルトを交換するために・・・

【ホンダ ステップワゴン その他 その他 > 関東運輸局長認証工場 自動車整備・点検・修理 ができます エンジン不良・オイル漏れ・ラジエーター・オルタネーター ベルト・ブレーキ周り・ブッシュ・その他各種部品交換が可能です 法定12か月点検も随時受付中です】
2017年11月1日

 

電話が鳴り受話器を取ると、お客様からこんな質問をされました!!

「ハブボルトを交換していただけますか?」

お電話の口調から察するにかなりお困りの様子でしたので、詳しくお話を伺ったところ、タイヤ交換作業中にフロントのハブボルトが折れてしまったそうです。

もちろん交換作業はできますので、確認を含めてご来店をいただきました。

 

翌日ご来店いただいて少し驚きました!!

なぜなら車種が「ステップワゴン」だったからです。

実はステップワゴンに限らず、ホンダ車のフロントのハブボルト交換は非常に手間のかかるものが多いと言われています。

1本数百円の部品を取り換えるのに、その周辺の様々な部品を外したり交換したりする必要があるため、本当に厄介です。

しかしながら、困っているお客様を前にして何もしないわけにはいきませんので、事情をご説明しお預かりをすることにしました。

 

ここからは杉山整備士が自身の愛車と同じでもあるステップワゴンと数時間の格闘を繰り広げることになります。

 

まずはフロントのブレーキキャリパー&ローターを外していきます。

 

 

外れたら今度はフロントハブをドライブシャフトから抜き取ります。

 

 

車の年式が古かった為、かなり固着していて外すのが大変でした。

ここまで外れてやっとハブボルトの交換ができます。

 

 

ハブボルトを交換したら今後はもとに戻す作業です。

外したハブは再使用できればいいのですが、今回のお車の場合固着していたことと、ハブを外した際にガタが出てしまったので、ハブベアリングも交換することになりました。

 

 

重い車を支え、尚且つタイヤを綺麗に回転させるハブベアリングは車の部品の中でもかなり重要なパーツです。

その為、ハブベアリングの取り外しは圧入機(油圧プレス機)を使い行います。

古いハブベアリングを外し、新しいものに交換してもとに戻しました。

 

 

ブレーキローターとブレーキキャリパーを元に戻して作業完了です。

これで安心してお乗りいただけます。

ご利用ありがとうございました。

 

今回たった1本のボルト交換をするのに半日かかりました。

どうして簡単に交換できるよう設計してくれないのか? ホンダさん!!! と言いたくなってしまいますが、こればかりは仕方がありませんね?

ハブボルトはそうそう折れるものではありませんが、ナットを締め付ける際にしっかり確実に取付しないと今回のように折れてしまうこともあります。

特にこれからの時期はスタッドレスタイヤへの履き替えなどでナットを緩めたり締めたりという作業が多くなると思います。

 

ホンダ車にお乗りの方は特にご注意ください。

 

 

担当者:池田

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