サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

ホンダストリーム(RN6) ブレーキパッド交換

【ホンダ ストリーム その他 その他 > 関東運輸局長認証工場 自動車整備・点検・修理 ができます エンジン不良・オイル漏れ・ラジエーター・オルタネーター ベルト・ブレーキ周り・ブッシュ・その他各種部品交換が可能です 法定12か月点検も随時受付中です】
2017年8月23日

ホンダストリームのお客様です。

 

実は8ケ月ほど前タイヤを4本ご購入いただきました。

その際、フロントのブレーキパッドが3~4㎜程度でしたので、「すぐに交換する必要はありませんが、今の乗り方でしたら半年後にお取替えをお勧めいたします」「タイヤがいくら新しくてもブレーキバッドが減っていたら安全には乗れませんから」とお伝えをさせていただきました。

お客様はそんな私のアドバイスをしっかりと覚えていただいたようで、先日「ブレーキパッドをもう一度見ていただけますか?」とご来店をいただきました。

すぐに点検をさせていただきましたらブレーキパッドが残り1~1.5ミリ程度!!

私のアドバイスよりも少し余分乗ってしまったこともありますが、本当にギリギリのタイミングでの交換となりました。

すぐにパッドを用意しましてその日のうちに作業させていただきました。

 

 

ブレーキパッドを交換する際はブレーキオイルが入っている「リザーバタンク」のふたを開けてから行います。

「リザーバタンク」はほとんどの車がボンネットを開けた運転席に近い位置にありますが、箱型のバンの場合は車内にある場合もあります。

 

 

ブレーキオイルがなくならないようにオイルを貯めておくタンクですが、ブレーキパッドが摩耗して減ってくると、ピストンの飛び出す距離が大きくなるので、リザーバタンク内のオイルの量が少しだけ減ります。

実際は減っているわけではなく、液面が下がっただけなのですがブレーキ周辺の点検をする際には最初に点検したい場所でもあります。

 

 

パッドを取り付ける前に、交換する部品が合っているか? 形を合わせるのも重要な作業です。

また、タイヤもそうですが、ブレーキパッドも交換してすぐは馴染みが出るまではブレーキの効きが悪くなることがあります。

そのため、取り付ける際には紙やすりで表面を少し削ってから取り付けします。

同時に尖った部分を削る「面取り」という作業をしておくと異音が出にくくなります。

 

 

専用のパッドグリスを塗って取り付けすれば作業は終了です。

 

交換前

 

 

交換後

 

 

リザーバタンクの液面も正常になりました。

 

 

取付が終わったら敷地内で車を動かして最終チェックしてからお客様にお返しします。

 

また、ブレーキパッド交換を行った場合には「臨時分解整備記録簿」というものを記入します。

これは「自動車分解整備事業者」が車検などの法定点検以外に分解整備(ブレーキパッド交換の他にも色々あります)を行った場合に記入して車の所有者にお渡しするものです。

当店ではお客様に安心してお使いいただくためにもしっかりと記入してお渡ししております。

 

 

本当にギリギリのタイミングでの交換でしたが、お客様が覚えていていただいたので本当に良かったです。

何気ない些細なアドバイスが少しはお役に立てたのかな?とうれしくなりました。

お買い上げありがとうございました。

 

 

車だけでなく、電車でも自転車でもブレーキは非常に大切です。

「ブレーキが効く」と分かっているからアクセルを踏み込むことができますし、スピードを出せます。

しかし、その前提が崩れてしまったら・・・ 大きな事故になってしまいますね?

そうならないためにもタイヤやブレーキの点検はぜひ定期的に行っていただきたいと思います。

 

担当者:池田