サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

タイヤの肩減りどうにかなりませんか?

2013年10月21日

タイヤのショルダー部分の偏磨耗のお話です。

一般的には「肩減り」または「片減り」と言われておりますが・・・

特にミニバンに多い症状ではございますが、これが原因で交換されるケースが多いんです。

「タイヤ全体が綺麗に減ってくれればもう少し長く使えたのに!」

「これって何とかなりませんか?」 「肩が減りにくいタイヤないですか?」

お客様からよく言われるセリフです。

このようなケースで多くの方が真っ先に考えること! それは!

「ミニバン専用タイヤを装着すれば大丈夫!」 ではないでしょうか?

確かにミニバン専用タイヤは背の高く重量のある車を想定して開発されていますので

ショルダー部(両肩の部分)は比較的減りにくい構造のものが多いです。

しかし・・・

ミニバン専用タイヤ=肩減りしない  と言うのは事実に反します。

肩減りはどんなタイヤでも運転の仕方や、車の使い方で起こるんです。

街乗りが多い方・低速でハンドルをきる機会が多い方(車庫入れ時など)などはやはり起こりやすい傾向にあります。

それでは・・・ ココからが本題

タイヤの肩減りを防ぐ方法はないものでしょうか?

完全に防ぐことは難しいですがちょっとしたことで肩減りしにくくすることは可能なんです。

それは・・・

運転席のドアに記載されている「指定空気圧」を下回らないようにマメに空気圧をチェックして使うよう心がけてください。 更に差し支えのない範囲で指定空気圧よりも1割程度多めに空気を入れてあげると良いかもしれません。

4枚目の写真のように空気圧が低いとタイヤのセンター部分が路面に接地しにくくなります。

(大げさに表現しておりますが)

そうするとショルダー部に負担がかかり「肩減り」が起こりやすくなります。

つまり空気圧をしっかりと点検して使っていただければ多少防ぐことが出来るのです。

空気圧点検をしっかりと行っていると、燃費の低下や偏磨耗を抑えることが出来ます。

是非とも空気圧点検を皆様積極的に行っていただきたいと思います。

 

担当者:池田