サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

アコードCL7 リアハブベアリング交換

【ホンダ アコードユーロR その他 その他 > 関東運輸局長認証工場 自動車整備・点検・修理 ができます エンジン不良・オイル漏れ・ラジエーター・オルタネーター ベルト・ブレーキ周り・ブッシュ・その他各種部品交換が可能です 法定12か月点検も随時受付中です】
2016年7月24日

車検でお預かりしたアコードです。数年前には車高調、昨年にはタイヤをお買い上げいただいたお客様です。

毎日通勤でお使いですので、走行距離は10万キロオーバーですが、エンジンの調子は良くまだまだ元気よく走ります。おまけにマニュアル車ですのでキビキビ走ってくれる快適な車です。

今回車検整備でお預かりしましたが、いつものようにエンジンオイルやランプ類、その他の部品交換を行い、そして法定点検&記録簿記入を終えました。ここまでは本当に何事もなく終了したのですが、確認の為試乗したところ、リアから何やら異音がします。

よく聞いてみると左のリアからゴロゴロと音が聞こえ、時より微振動も伝わってきます。

これはなんだ?ということになりすぐにリフトアップしてタイヤを見てみると、タイヤ自体は全く問題ありませんでしたが、サイドブレーキを解除しタイヤを手でぐるぐる回してみると・・・やはり音が聞こえてきました。原因は「ハブベアリング」です。

「ハブベアリング」とはタイヤが回転している中心部で車重を支えながら回転をさせるための部品で、ボールまたはローラーによって構成される部品です。小さな部品ですが、各タイヤの車重や振動を全て受けながら最小限の回転抵抗に抑え、タイプによってはタイヤの抜け出しなども防止している自動車部品の中でもかなり重要な部品です。

今回の異音はこの「ハブベアリング」が壊れかかっていて発生したようです。早速お客様にお伝えしたところ、やはり以前からタイヤが転がるたびに「ずいぶん音がするな~」と感じていたそうです。

すぐに部品を取り寄せ本日お取替えさせていただきました。

そう簡単に壊れる部品ではありませんが、10万キロも乗っているとさすがに壊れることがあるのかもしれません。

新品の部品と比べるとその差は歴然でした。やはり消耗部品です。このまま気にせず使い続けていれば、ハブベアリングが完全に破損し、最悪の場合タイヤが飛んで行ってしまったいたかもしれません。(某メーカーのトラックの脱輪事故のように・・・)作業しながらそんなことを考えてしまいました。

興味のある方は「空飛ぶタイヤ」という本をぜひ読んでみてください。

ハブベアリングを交換したら異音はすっかり止みました。これで気持ちよくお乗りいただけることと思います。ご利用ありがとうございました。

車から異音がする! 変な振動を感じる! そんな場合は少なからず不具合が起きている可能性があります。「ま~いいや」と放置していると大変なことになるケースもあります。

異音や異変に気が付いたらすぐさま点検を受けてください。もちろん当店にお持ちいただければすぐに点検させていただきます。

担当者:池田