スタッフ日記

スタッフがさまざまなテーマでクルマに関する情報をお伝えします。

『第9回赤城山トレイルランニングレース』参戦の記。その2

2015年5月19日

標高最高地点への登りは綺麗な『ツツジ』が咲き乱れる、素晴らしいトレイルが続いておりました。

この頃からなんだか両足の裏がズキズキと痛みだし「靴紐を締めすぎたかなぁ」と思っていましたが、普段からよくあったことのなので少し様子をみることに。(この判断が間違いでした)

しかしその痛みは薄れていくどころか徐々に激しくなり、標高最高地点を通過したところで歩行すら困難な状態に(泣)

その場で靴紐を緩めれば良かったのかもですが、この先は主に下りが続くコース。

ここで靴紐を緩めて下りでスピードが出せなくなってはそれはそれで困るので、選んだ選択肢は・・痛み止め。

本当はこんなのに頼らず、32kmなんて余裕な気持ちで走りきる予定だったのですがね(泣)

その後は「練習も足りないし、経験不足なんだな」とネガティブな気持ちでトボトボ歩くのが精一杯。

すれ違う上位のランナーを見ては「自分はほんと情けないなぁ」と思い、激痛の足をなんとか前に出していました。

そんな時、一緒に出場していた仲間ともすれ違い、お互いを激励。

そして二つ目のエイド(給水所)に到着した時には、戦う力を完全に失っておりました。

「もう歩くのもダメだ、ここでやめよう」

そんな思いで背負っていた装備を地面に置きました。

そしてしばし自分への自問自答タイム。。。

続々と後続のランナーが到着し、みんな元気に走り去っていく。

そして周囲にはそれを応援してくれる方がたくさんいる。

「言いだしっぺがここでやめたらほんと恥ずかしいよなぁ、家族にもなんて言おう・・」

そんな思いでとりあえず水を補給した時、エイドで嬉しそうに働くおばちゃん達にすごく励まされました♪

痛みは消えないけど「行けるとこまで行こう!!」と覚悟を決め、再び出発することに!!

足が接地する度に激しい痛みに襲われましたが、歯を食いしばりながら必至に前の人に付いていきました。

つま先よりの重心がすごく楽だったので、少し走り方を変えたりしながら進んでいると薬が効いてきたのか次第に調子が戻ってきました!!

その後の下りコースはひたすら走り続け、スタートから4時間15分でフィニッシュ!!

密かな目標を4時間と決めていたのですが、残念ながら達成できませんでした(悔)

もっと経験を重ね、色々なトラブルを経験しなくては・・と実感させられるレースとなりました。

レースを運営された方はもちろん、エイドで応援してくれた方々に感謝したいと思います☆

担当者:北原