タイヤの検査判定
日本自動車タイヤ協会(JATMA:Japan Automobile Tyre Manufacturers
Association)では、昭和29年からタイヤの検査事業を開始、全国7カ所の支部に付設された
検査場で、トラブルがあって持ち込まれたタイヤに関する損傷要因など不具合品の検査を行って
います。
検査は原則として各検査所で毎週1回、タイヤメーカーの各社から派遣された5人の技術担当者
で構成する検査判定委員が損傷の状態について判定し、その結果を報告書にまとめて検査請求者
に通知しています。
検査の判定区分は、
A判定⇒製造上の要因による損傷等不具合
B判定⇒使用上の要因による損傷等不具合
C判定⇒A、B判定のどちらでもない損傷等不具合
D判定⇒検査判定の結果、損傷等不具合が認められないもの
上記4つに区分されています。
今夏は、記録的な猛暑の日が続いたこともあって、タイヤのパンクトラブル例年以上に多発した
ようです。
ちなみに、2012年に全国の検査場に持ち込まれたタイヤは合計8118本。このうち
A判定が2.2%
B判定が87.8%
C判定が4.9%
D判定が5.1%
でした。
約9割がB判定の使用上の要因による損傷等不具合判定です。
いつも当たり前のにようクルマに付いているタイヤですが、毎月1回のエアチェック、3000~
5000kmごとの前後タイヤローテーション、運転前のタイヤ点検、みなさんやってますか?
免許取るときは一生懸命座学の授業で勉強しますが、
試験に受かるためだけの勉強になってはいませんか?
本来は、免許を取って正しい知識でクルマの構造を理解し、
安全安心にクルマを運転するための筆記試験でしたよね?
もう一度、免許更新時にもらう教本を見直してみましょう!
クルマを運転すると言うことは、「鉄の塊」を動かしていることです。
そして、唯一地面と接しているのが「タイヤ」です。
一番気にかけないといけないパーツですね(-_-)/~~~ピシー!ピシー!