サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

カスタム車両のアライメント

2020年7月23日

みなさま、こんにちは。
本日もアライメントのお話です。
今回アライメント調整をご依頼いただいたお客様のお車はホンダエリシオン。
車高調整サスペンションが取り付けられていて、車高もかなり落ちてます。
車高は少しでも変更すると、かならずアライメントが狂います。
4輪独立の足を持った車両はリヤも大幅に狂ってきます。
アライメントの狂いはタイヤの偏摩耗を招きます。
偏摩耗だけでなく、走行安定性にも大きな影響を与えます。
定期的な測定、調整をオススメします。

とっても綺麗で、車高、ホイールとバッチリ似合っていて凄くカッコイイですね~。
さぁしっかりと測定、調整していきましょう。

4輪独立サスペンションで、このタイプはリヤのトー調整ができます。
エリシオンは車高を落とすと、リヤにキャンバーとトーインが強くついてしまうんです。
調整をせずにいると、極端にタイヤの内減りを起してしまいます。
あっという間にタイヤが擦り減ってなくなってしまいますので、しっかりと調整する必要があります。
特にエリシオンクラスになると車重が重いので、本当にびっくりするほど早くすり減ってしまいますよ。

しっかり計測して、きっちりと調整していきます。
カスタムが施された車両は特にアライメントに拘りましょうね。
車によってはカスタムしたことでアライメントの調整幅目いっぱい調整しても調整しきれない時があります。
その時は調整できる範囲でできるだけ基準値に近づけます。
また左右にバラつきが出ない様に、しっかりと合わせていきます。

(只今キャスター角測定中)
あと注意しなくてはいけないのがタイヤ。
足回り、アライメントをどれだけ調整しても、タイヤの影響で車がふらつく事が多くあります。
偏摩耗をすでに起こしているタイヤを履いていると、どうしてもタイヤはまっすぐ転がろうとしてくれません。
その影響が車の動きに出てしまうんです。
また極端な扁平タイヤや極端に太いタイヤを履いていると、路面の傾斜や轍に敏感にハンドルが取られる傾向があります。
アライメントの調整はしっかりできているんだけどふら付く、ハンドルが取られるという場合はタイヤも疑ってみる必要がありますね。


調整完了、無事お客様に納める事ができました。
さすがにカスタムされているので、調整、試走を普通の車よりも回数多くさせて頂きました。
数値は基準に合わせているんだけど、走行フィールで違和感を感じた時はその症状に合わせて再度調整します。
車両アライメントデータの基準値が基本になるわけですが、出ている症状に対してその症状を改善する方向で基準範囲内でセッティングを変更します。
その辺は経験に基づいて、セッティングしていきます。
なかなか難しい作業ではありますが、お客様の満足の為に頑張りますよ~。
アライメントの測定、調整のご相談は是非当店へ。
お客様のご来店、お待ちしております。