サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

アライメント色々

2020年6月26日

本日はアライメントのお話です。
最近はアライメント調整のご依頼が多く、大変うれしい限りでございます。
一般の方にはなかなか理解が難しいアライメント。
実は車とタイヤにとっては非常に大切な調整なのです。

 
車検の際にもサイドスリップ検査という項目で、タイヤのトー角を見てます。
トー角とは、車を真上から見た状態でタイヤの角度です。
進行方向に対してガニ股なら(トーアウト)、内股なら(トーイン)。
検査基準範囲よりどちらかにずれていると車検は合格しません。
逆に言えば、検査合格基準範囲内のズレならば車検合格という事です。

本来、車にはアライメントの調整基準値があります。
車検に合格している車でも、アライメントの数値は4輪で必ずズレがあるはずです。
そのズレをしっかりと測定、調整して4輪の整列を整えるのがアライメント調整なのです。
4輪にセンサーを取り付けて、専用のアライメントテスターで計測、調整していきます。
そうすることで、トー角だけではなくキャンバー角、キャスター角、スラスト角、すべてをトータルでチェックできます。
トータルでチェックすることでどこがどのように狂っているのか、はっきりと数値で出すことができます。
そして現状のデータをモニターで見ながら、基準値に調整していきます。

調整できる箇所は車によって異なりますが、非常に繊細な作業です。
いわば車の足回りの調律と言える作業です。
お客様に安心安全に乗って頂く為にも、調整に妥協は許されません。

タイヤの整列が整っていないと車が真っすぐ走らなかったり、タイヤが偏って減ってしまったりしてしまいます。
それでは本来の車の性能、本来のタイヤの性能が引き出せません。
それどころか、最近は自動ブレーキがついている車も多くなりました。
自動ブレーキは車に備わったセンサーで対象物を検知してます。
もしアライメントがズレて車が斜めに走っているとしたら、そのセンサーの検知に誤差が生じて自動ブレーキが正しく動作しない可能性もあるのです。
だとすると、アライメントのズレが非常に大きな危険を生む事になるのです。
そう考えると、ますますアライメント調整の重要性がご理解頂けるのではないでしょうか?
「なんだかハンドルが中心からズレてる」「最近、車がフラつく」「タイヤの外と内で減り方が違う」「自動ブレーキがついているけどアライメント調整をした事が無い」という方は是非当店へ。
測定調整お任せ下さい。
またアライメントに対する疑問質問などもお答えしますよ~。
皆様のご来店、スタッフ全員でお待ちしております。