車検整備で発見したオイル漏れ修理 スズキ/スイフトスポーツ/ZC32S
今回、車検でお預かりしたスイフト。
点検整備の途中で、見つけた症状のご紹介します。
車検整備の中には「スパークプラグの清掃・調整」という点検項目があります。
プラグを取り外して確認したところ、本来は乾いているはずのプラグホールにオイルが溜まっている状態でした。
これはプラグホールガスケットの劣化によるオイル漏れです。
放置するとプラグがオイルまみれになり、失火(エンジンの点火不良)、燃費の悪化、エンジン不調
といった症状につながってしまいます。
ヘッドカバーを外すと、ガスケットが劣化していることが分かりました。
オイルがにじみ出し、プラグホールへ流れ込んでいたようです。
取り外したプラグは先端までオイルが付着しており、このまま再使用は難しい状態。
お客様とご相談のうえ、新品のスパークプラグに交換することになりました。
新品ガスケットに交換し、プラグもリフレッシュ。
エンジンを組み直すとオイル漏れも解消され、点火状態も良好になりました。
車検はただ通すだけでなく、隠れた不具合を早期に見つけられる大切な機会です。
今回のようなオイル漏れも、早めに発見・修理することで、エンジンへのダメージや突然のトラブルを防ぐことができます。
安心・安全に長く乗るために、定期的な点検・整備は欠かせませんね。
担当:中村




