疑問符だなぁ
先日
デイズルークスさんのブレーキパッド交換とローター交換を行なっていて
一つ気になっていたことがあるんです
交換作業はこちらにございますので是非ご覧ください(*^^*)
その壱
https://www.taiyakan.co.jp/shop/machida/tech/showcase/1078581/
その弐
https://www.taiyakan.co.jp/shop/machida/tech/showcase/1079273/
作業上は何も問題ないのですが
これです
ブレーキフルードが入っているタンクなんですけど
ちなみにこの黄色っぽい液体がブレーキフルードです
これって、ブレーキパッドの残量に比例して油面が下がるんですけど…
なんとMAXまで入っていたんです(o_o)
青丸のところ「MAX」って書いてありますね?
その下の緑丸に「MIN」って書いてありますね?
もちろんブレーキパッドとローター交換前からこの状態MAXまで入っています
これは一体どういう事なのでしょう…
ブレーキフルードの油面が下がりすぎると車からのサインが出るんです
サイドブレーキ引く(踏む)とメーター類のところに出る赤い『!』が出ますよね?
これが点灯するんです、油面があまりに下がると赤い『!』が
サイドブレーキを引かないでサイドブレーキを下ろした状態(解除しても)で点灯します
ということは…??
今回のケースはサイドブレーキをおろした状態で『!』が点灯しなかったということ
つまり、赤い『!』が点灯しない状況になってしまっていたということになります
流石にローターを傷めるほどブレーキパッドが減っていたら赤い『!』が点灯してもおかしくないはずなんです…
ブレーキパッドはキャリパーと言われる部品の中に入っていて、その中のピストンがブレーキを踏むと押されてブレーキパッドを動かします
この黄色い丸がキャリパー
そのブレーキパッドが減るとそのピストンの出面が変わってき吐出していきます
そのピストンの吐出量に比例してブレーキフルードが減る仕組みです
ということは、上記にも記載したようにブレーキパッドの減りにも比例するわけです
ボンネット開けた時にブレーキフルードのタンクを見て油面が下がっていれば
あれ?ブレーキパッドが減ってるのかな??それともブレーキフルードがどこか漏れている??
などの判断材料になります
しかし今回の場合、なぜか、ブレーキフルードが減っていませんでした
これではボンネット開けても油面からの判断はできません
さらに赤い『!』も点灯しません
考えられるのは「ブレーキフルードが減っていたから足してしまった」可能性が高いということになります
自然に油面が上がるのも考えにくいですし…
一概にブレーキフルードが減っていても補充してはいけません!!というわけではありません
状況に応じて必要なんですが、今回のケースは、もし補充してしまったのなら仇になってしまったというわけです
今回はなぜブレーキフルードが増えたのか(増えることはないです何もしなければ)もしくは足されたのか、実際どうなのか不明でしたが
減ったから補充!!これで安心!ってわけではありません!!
減ってるには原因があります
その原因を探らずに補充してしまうと今回のように車からのサインを見逃す原因になりかねません
必ず原因を探ってから判断が必要です
ブレーキフルードはとっても大事なオイルです
定期的な交換も必要になります
遅くても2年に1回は最低ラインです、車検毎って感じです
もちろん車を乗る距離が多い方や、サーキット走行などハードな使い方をする方は早めの交換が必要になり、条件によって変わってきます
ブレーキフルードはいずれ劣化していきブレーキの効きが甘くなってしまいます
あまり車を乗らないから汚れないよ?という方も定期的な交換は必要になります、必ず劣化しています
是非点検を行ってみてください
汚れていますか?前回の車検では変えましたか?最後いつ変えましたか?