「POTENZA RE-71R」ってどんなタイヤ?シビックタイプR交換事例
どぉも!望月です。
近畿もようやく梅雨入りですね~
雨やら台風やら報じられていますので、外出の際は十分お気を付け下さい。
当店で開催中の「決算集中セール」も残すところ後2日
週末も天気が荒れそうですが、皆様のお越しを心よりお待ちしております!
※気象情報は気象庁の物です。
今日は!タイヤ屋さんらしく「タイヤのお話」
ご紹介するのは
「BRIDGESTONE POTENZA RE-71R」ブリヂストン・ポテンザ・アールイー・ナナイチアール
です!
ブリヂストンは以前より
車種やドライバーの用途に合わせたタイヤをご提案出来る様に
複数のタイヤブランドを有しており
「ポテンザ」は
車の走行性能を活かすスポーツタイヤブランドとして約40年間も続く
ブリヂストン最古参のブランドなんです。
「RE-71R」はその中でもドライグリップ性能(乾いた路面でのコーナリン&ブレーキング性能)
を研ぎ澄ませたモデルで、ストリートはもちろんサーキットに持ち込んでも走りを楽しめる仕様です。
1986年に発売され、国産初のポルシェ認証タイヤになった
「POTENZA RE-71」をオマージュし現代の技術で生まれ変わったタイヤ
それが2015年発売の「RE-71R」です。
セミスリックタイヤを思わせる大胆なトレッドパターンが特徴で
前モデル「POTENZA RE-11A」よりもコーナリングスピード限界値が向上。
その他専用ハイグリップコンパウンドの採用などで
より最速を追求したタイヤに仕上がっています。
タイヤの開発にはブリヂストン独自の最新設計技術
「アルティメットアイ」が用いられ、より実走行時に近い状態の接地面計測が出来る様になり
それによりタイヤ解析の精度が向上、より正確に狙った性能を持たせることに成功しました。
アルティメットアイでタイヤを計測している様子。
画像はバイクのタイヤですが乗用車はもちろん、スーパーGTのレース用タイヤも同じ
機械で計測されているそうです!
そんな「RE-71R」を今回お取付させて頂いたのは・・・
「ホンダ シビックタイプR」FD2型です。
K20Aエンジン搭載の最終形タイプRで中古車市場では今でも人気の車種ですね!
この車種の新車付タイヤは「POTENZA RE070」が装着されていました。
そのままサーキットのタイムアタックも出来るようなドライグリップの高いアグレッシブなタイヤなので
硬い足回りと相まって、街乗りではゴツゴツする・乗り心地が悪いと言われることも多いですね。
しかし
「サーキット走るわけじゃないし・・」
「そんなに飛ばさないし・・」
とタイヤ履き替えの際にスポーツタイヤブランド以外を選んでしまうと
街乗りレベルでも分かるくらいドライビング性能が低下してしまう事もあります。
例えば・・・
ちょっとした交差点で曲がったり、Uターンしたりする時でも
グリップと剛性の低いタイヤは
ハンドルを切った量に対して車の曲がる量が少なくなる
「アンダーステア」が強くなりがちで
意識的にハンドルを切り足したり、アクセルを緩めたりと微調整が必要になりストレスに・・・
FF車(前輪側にエンジンがあり前輪側だけが駆動する車)
は前輪タイヤの仕事量が多いのでより顕著に感じられます。
なので街乗りや通勤メインだとしても
車に見合ったレベルのタイヤ選びが重要になるんですね。
今回のお客様も前回のタイヤ交換の際
「タイヤのランクを落としたくない」とのお考えで
当時デビューしたばかりの「RE-71R」に交換されたようです。
残ミゾはまだ余裕がありますが
所々にヒビ割れが出てきた為交換となりました。
今回も同じタイヤに交換します。
左側が交換前、右側が新品です
一昔前のハイグリップラジアルタイヤは
直ぐに削れて無くなる事から「消しゴムタイヤ」などと揶揄されることもありました。
しかし「RE-71R」は
カタログ値でゴムのすり減りにくさを示す「ライフ性能」がかなり低い数値ではあるものの
スポーツ走行をしないで普通に乗っていれば結構持ちは良いです。
なので今回の様に溝を使い切らず、ゴムの劣化が要因で交換になる事も多いんです。
ばっちり交換完了!
これでまた日々タイプRらしい走りを楽しめますね!
今回も、うんちくが長くなってしまいましたが
まだ書き足りないので次回もやります(笑)
興味ある方ぜひどうぞ!
お腹いっぱいの方・・・・もぜひどうぞ!(笑)
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カテゴリ:ノーマルタイヤ交換 セダン・クーペ・ワゴン スポーツカー
担当者:望月