クルマの使用頻度が少ない方必見!タイヤに隠れたリスクが・・・
どぉも!望月です。
前回は、タイヤの溝がある程度まですり減っていると路面の水分を排水する性能が低下し
「ハイドロプレーニング現象」などスリップ事故に繋がるリスクが増える。
というお話をさせて頂きました。
それでは今日は
溝が「山盛り」残ってるタイヤでも、抱えている事が多い「症状」をご紹介 !
まずは、とある軽自動車から取り外したタイヤを見てみましょう。↓↓↓
毎日は運転されないようでして、しても近場の買い物程度。
タイヤの溝は新品時から10%も減っていないようです。
お客様も他のタイヤがパンクしてでのご来店で、他3本はまだ大丈夫とお考えでした。
しかし点検を進めると・・・↓↓↓
縦溝にひび割れを発見!※赤矢印部分
普段タイヤが車に付いている状態では目につきにく場所です。
ちょっとのヒビ割れに見えるかもしれませんが、上の写真ではタイヤに空気が入っています。
空気を抜いて割れの部分を押し広げてみると・・・↓↓↓
実際はかなり深い「亀裂」だということが分かります。
そして今回のパンクの原因。調べてみると・・
タイヤの横部分。赤丸で囲んだ所、一見するとただの線ですが・・・
同じように押し広げてみると・・・↓↓↓
タイヤの裏側まで通る亀裂で、ここから空気が漏れてしまったようです。
タイヤの地面に当たる部分と、そこ以外の部分ではゴムの厚みに違いがあります
タイヤの輪切り画像でご説明↓↓↓
「サイドウォール部」と言われる部位が、先ほどのタイヤに亀裂が入っていた部分。
見てお分かりに様に地面に接している「トレッド」部分より大分薄い作りになっています。
その為ちょっとしたキズやヒビ割れでもパンクし易く
また、使用中常に屈伸する場所なので症状が進行し易いタイヤの急所と言える場所なんです。
そうなると「もっと分厚くすればパンクし無くなるんじゃないの?」
となりますが・・
ここが分厚いとクッション性が悪くなり乗り心地が悪化しますし、車の動きに遊びの無い運転のしにくいタイヤになってしまいます。
※パンクしても一定距離走行できる「ランフラットタイヤ」ではサイドウォールが通常より3~4倍分厚い場合もあります。専用チューニングされているとはいえ通常のタイヤよりも低燃費性・快適性能などは犠牲になり易いです。
さらに地面に当たる「トレッド部」はゴムの厚みはあるものの、その下層に強度を高める為の「ベルト」があります。
ひび割れなどで外部から水分が入ってしまうとスチール製の「ベルト」は錆びて痛み強度低下。
結果走行中の負荷に耐え切れなくなりバースト(破裂)となってしまいます。
大きくひび割れしていても外部からでは、ベルトの傷み具合は点検出来ませんので早めの交換を提案させてもらっています。
今回のケースもタイヤが製造から5年半ほど経過。実使用は5年ほど
一般的には5年経過あたりからが「ひび割れ」で交換する場合が増えてきます。
お客様がタイヤを何年使用したかご記憶に無くても
タイヤの製造年月はタイヤの側面に記載されていますので直ぐに分かります。
製造してから直ぐに使われることは少ないので半年ほど遅らせてみればほぼ実使用期間になるかと思います。
気になる見かたは↓↓↓
赤丸内の数字4ケタで前半「50」が製造週1月1日を一週目として何週目かという記載です。
1年は52週なので「50」は12月の半ばに生産されたもの、となります。
その次の「11」が西暦の下2桁が記載されている部分です。つまり「2011年」
なのでこのタイヤは2011年の12月中旬に製造されたタイヤ ということになります。
だいたいどのタイヤメーカーも見かたは一緒なので、気になる方はチエックしてみて下さい。
5年前後経過しているようでしたら「タイヤの点検」をおススメ致します。
当店タイヤ館草津の「タイヤ無料安全点検」なら
今回の様に「タイヤのひび割れ」はもちろん「偏摩耗」や「外傷」といった見落としにくい部分もしっかりと点検させて頂きます。
来週には3連休も控えています。
おクルマでお出かけされるご予定の方は今週末あたり点検いかがでしょうか?
お時間お待たせいたしませんので、ご用事のついでなどにお気軽にお立ち寄りくださいませ。
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カテゴリ:パンク・バースト・ひび割れ 安全点検
担当者:望月