「動画付」ヴェルファイアのインチアップ&テインEDFCアクティブプロ取り付け!
どぉも!望月です。
さて今回は車の足廻りのグレードアップ作業をご紹介!
お車は「トヨタ ヴェルファイア」AGH30W型2.5リッターガソリンエンジンモデル です。
作業内容は、アルミホイールとタイヤ交換で20インチにインチップ!
&
車高調整型サスペンションへ交換し、車体のローダウン!
となります。
比較的定番の作業メニューとなりますが、今回はお客様のご要望により
「極力乗り心地を悪くさせない」と言うご要望がございましたので、使用部品・サイズの選定に拘りました。
まず「タイヤ」と「ホイール」↓↓
標準サイズ18インチ(235/50R18)から20インチ(245/40R20)に変更。
インチアップ=ホイールを大きくすると、必然的にタイヤの厚みが薄くなってしまうので、薄くなっても乗り心地を確保できるタイヤにすることが大事。
そこでもっともおススメなのがブリヂストンタイヤの「REGNO GRVⅡ」です。
ミニバン専用設計のタイヤで、車のふら付きを抑えながら車体に伝わる微振動やタイヤのノイズを抑える事が出来る設計です。
このタイヤを使用すれば、私の体験上2インチアップまでなら乗り心地の悪化を防げます。
もちろん空気圧設定にも拘り!高すぎれば段差での突き上げ感が大きくなり快適性が損なわれますが、低すぎればタイヤの寿命が早まります。
耐荷重をしっかり計算しながら一番良い所でバランスさせた空気圧を設定。ここがタイヤのプロの技♪
使用したホイールはウエッズのオリジナルホイール
「クレンツェ フェルゼン」です。3ピースの組み立てホイールなので立体感あるデザインですね。
カラーは「SBCポリッシュ」というクレンツェブランドの代表的なカラーで、メッキ調の部分とマシニングで削った部分の光り方のコントラストが美しい・・・
ホイールのサイズは8.5インチで前後を揃えました。
車高も落とす前提なのでもっと太いホイールも履けるのですがそこは「乗り心地優先」
標準リムサイズ以上の太いホイールにタイヤを組む事を俗に「引っ張る」と言うのですが乗り心地が悪化しやすくなります。なので却下
245/40R20 REGNO GRVⅡの標準リムサイズが8.5インチになのでそれに合わせたホイールサイズ選定です。
これでタイヤ・ホイールセットはバッチリなので、次は車高調のセレクト。
車高調に交換した際、乗り心地で一番問題になりやすいのが「ショックの底付」です。
大きい段差などを乗り越える時に「ゴン!」と腰に響くなんともイヤな衝撃です。
これはショックのストロークが短くなる車高調の宿命なのですが、対策は出来ます。
それがH.B.S(ハイドロバンプストッパー)機能を搭載している
テインの車高調「FLEX A」に交換する事です。
「ゴン!」という衝撃は、サスペンションのショックが限界まで縮んでも底付をしないように入れている緩衝剤(バンプラバー)に当たっている衝撃で、このバンプラバーが無いとショックの寿命が短くなるために必要な部品なのですが、固い樹脂で出来ているので車内に伝わる衝撃が大きくなってしまいます。
そこでテインの「FLEX A」は固い樹脂ではなく、ショックに内蔵のバルブで減推力を発生させて衝撃をスムーズに吸収するH.B.S機構を採用。
一般的なバンプラバーを使用した車高調よりも、強い衝撃や大きな段差を乗り越えた際の乗り心地が良くなります。
そして今回、乗り心地の良い「FLEX A」の性能をさらに発揮させる為
減推力自動調整ユニット「EDFCアクティブプロ」を装着。
「車速」「加減速G」「旋回G」をユニットが検知して最適な減衰値に自動調整してくれる優れもの。
たとえば街乗りで乗り心地優先の「柔らかい」設定にしていても、カーブを曲がったりやブレーキを踏んだ時に起こりやすい車の過度なふら付きやつんのめりを防いでくれるので、快適に運転することが出来ます。
↑↑↑肝はこのコントローラーユニットで、車速・Gを検知してモーターユニットに減推力調整の指示を出す「司令塔」です。
その指示をうけてモーターが動き、サスペンションの減推力を調整します。
銀色の四角ユニットがモーターです。↓↓↓
それが前後・左右に独立で付いているので計4個のモーターが繋がっています。
動作確認の為すべてを接続して通電させている所です。↓↓↓
オートモードでコントローラーを傾けると各モーターユニットが「フィーン」という音と共に動きます。
・・・なんか楽しい♪
確認が終わったら実車に取付。2~3日ほどお車をお預かりさせて頂き作業しました。
完成画像↓↓↓
車高はメーカー基準のダウン量、前後45mmダウン。
高すぎず低すぎずいい塩梅です。
トランク部分に仕事道具を積まれるようなので、積んだ状態で基準ダウン量になるように調整。
ホイールアライメントも慣らし運転後積載状態で調整しました。
サスペンションのセッティング出しの為、試走。
基準を作る為に一番ソフト、一番ハードとマニュアルモードで調整し乗り比べましたが、最大ソフトは大きな船に乗っているような乗り心地でランクルプラドのような大型SUVに近い感じ。すこし左右の揺り返しが大きいです。
最大ハードは以外にゴツゴツ感が無くイイ感じ。前後左右の動きが抑えられて安定志向。
スポーティな感じが好みな私は気に入りましたが、お客様の希望に合わせる為フロント固め、リア少し柔らかかめ、でベースを作成。
後は自動調整モードで走行すればシュチュエーションにより最適に調整してくれます。
後日お客様より乗り心地は「ぜんぜん問題ないよ!むしろノーマルより良いくらい」とお声を頂き、勧めた側としたら感無量ですね。
タイヤ・ホイール・サスペンションなど、取り付けたあとに
「こんなはずでは・・・」とならないために、どんな特性の商品か良く理解して購入するのが大事です!
特にタイヤ・ホイールサイズの選定は経験値が重要!
インチアップをご検討の方は
ぜひ当店タイヤ館草津のアドバイザーにご相談ください!
カテゴリ:ホイールインチアップ サスペンション交換 ミニバン
担当者:望月