プリウス 事故後のアライメント調整
今回はプリウスのアライメント作業です。
お客様曰く、最近左後ろをぶつけてしまったのだそう…
鈑金屋さんで綺麗に修復したそうですが、走りに違和感があるといった旨ご相談を受けました。
実はこれはよくある話なのです。
鈑金屋さんはボディの歪みや凹み、傷を直すプロです。
しかし何かにぶつかってしまった時、事故を起こしてしまった時、衝撃を受けるのはボディだけではない場合がありますよね。
例えばタイヤやホイール、それらを支えている車軸やアームと呼ばれるパーツ類。
それらに大きな衝撃がかかり、少しでも歪んでしまうと、タイヤの取り付け位置がズレてしまうことがあるのです。
そうなるとハンドルを真っ直ぐにしていても横に逸れたり、走行中ハンドルが取られやすくなったり、タイヤの磨耗が激しくなったり……
とても危険な状態です。
しかし、鈑金屋さんでボディの修整や歪んだパーツの交換をしただけでは、タイヤは正確に元の位置には戻りません。
今回行なっているアライメント作業ではタイヤを支えているパーツ達の細かな調整が出来るのです。
まずはタイヤの位置を専用のセンサーで計測。
青丸が調整前の後ろ側の数値になります。ぶつけた左後ろ(+1°27')はやはり大きくズレているようでした。(このレベルになると目視で認識できる位です)
プラスがつく数字はタイヤを真上から見たときに、フロント側が車体側に入り込んでいる状態を表します。
つまり左後ろのタイヤのみが、ハンドルで右にきられているような状態にあるのです。
確かにこれでは車は真っ直ぐ綺麗には走らないでしょう。
工具を使って車体下から調整を行なっていきます!
リヤも。
すると写真2枚目黄色丸の、メーカーが定める基準値に限りなく近い状態に修整することが出来ました。
これではじめて車が完全な状態に仕上がったことでしょう!
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カテゴリ:アライメント測定・調整