スタッフ日記

スタッフがさまざまなテーマでクルマに関する情報をお伝えします。

1917 命をかけた伝令

2020年3月10日

小林です。

 

映画『1917』を観てきました。

 

舞台は第一次世界大戦中の欧州の何処か(無人地帯)で、

2人の若き英国軍人であるトムとウィルをワンカットで追い続ける作品です。

 

タイトルにもある通り、この2人が命をかけて

"ある伝令"

を別部隊の味方に伝えていくあらすじとなっております。

 

私の率直な感想としましては

(ただただ凄い映像作品だな…)

と上映終了後もしばらく余韻に浸っていました。

 

作品全体が、視点の流れていくワンカットの映画は初めてみましたし、

ワンカットだからこその制約の中で

あそこまで完璧にストーリーを展開できる点には本当に驚きました。

 

そして常に2人の姿を追い続けているので、没入感というか

続々と起きる出来事へのハラハラ感、緊張感が尋常ではありません。

 

最後に1つだけ内容に触れる部分を書くとすると、

彼らは大きく戦況を変えたというわけでもなく、伝説にもなったわけでもなく、

ましてや華やかな展開など全くありません。

 

通信機器が有線の電話しかなかった当時、

様々な場所に伝令を届けるため

命がけで走り回った方々は多くいたのだと思います。

 

彼らもそのごく一部であり、

 

延々と同じことの繰り返し

 

惨状がどこまでも続いていく。

 

それが戦争なのだなと痛感いたしました。

 

最近戦争モノの作品が多く公開されています。

戦争を体験したことのない人間が大半の現代。

 

監督や原作者の主観が入っている映画も多いとは思いますが

作品を通してでも、当時の事への興味を持つキッカケになったり、

それで知見を深めることが出来たり、

それで自分なりに考えて少しでも意見を持てたり。

 

そういったことが大切だなと最近よく思います。

 

私自身も映画を通して勉強になる点は多くありました。