スタッフ日記

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クワガタ採集旅 クワガタ仙人との出会い編

2019年7月8日

小林です。

 

翌日早朝の採集も空振りか…と若干の諦めムードでポイントをまわっていた。

 

朝3時半頃、神社の参道沿いのクヌギを物色していると、なにやら闇の中から近寄ってくる夫婦の姿が。

 

そしておばちゃんの手には超巨大なウシガエル…

 

尋常じゃないくらいビビりました。

 

しかしこのお二方との出会いが、今後の我々の活動を大きく左右するものとなる。。。

 

まず第一声。

おじちゃん「まだ気温が低すぎてあかんやろ。」

 

採集に出かけたのは6月の初めで、暑さもまだ爽やかだ。

 

(だが例年ではもうクワガタが出てくるシーズンのはず…)

 

現に大量のコクワガタに加え、ヒラタクワガタも1匹採れている。

 

おじちゃん「去年の今頃はじゃんじゃん採れてて、俺は1000匹位採ったんだけどよ〜。」

 

……!?

 

仮に盛っていたとしても桁が違う…

 

しかし話を聞いているとその数字の信憑性は非常に高く、私が普段千葉で採集している所とは母数が桁違いだということを思い知らされる。

 

既に現時点でのここのコクワガタの量に驚いていたが、まだまだカスのようなものなのだろう。

 

我々はこの地域の本気を全く見れていなかった。

 

そして指摘された通り去年の今頃の気温を調べると、最低気温が5度は違った。

 

やはり今年は例年に比べて寒いようだ。

 

つまり、我々の下調べが甘く、今回の採集旅自体が的外れであったという現実を突きつけられたのだ。

 

かといって暑くなるにつれてクワガタが増えてくると、多くのハンターが訪れ、根こそぎ取り尽くされてしまうという可能性もある。

 

かなり難しい判断が要される。

 

我々はこの地域の知識が何もない。このお方の情報はとても貴重だった。

 

話の中で、貧乏学生2人がはるばる千葉から車中泊で来ていることを告げると、哀れに思ったのか、地元民しか知らないような激アツスポットを教えてくれた。

 

なんとそのおじちゃんが、今我々がいるポイントで捕まえた大量のクワガタたちを、そこに放ち、多くのクワガタが住み着いているそう。

 

この人はクワガタ仙人か…?

 

初めて師匠と呼べる人に出会った感じだ。

 

言われたポイントに直行してみた。

気温が気温だけに、満足の行く成果は無かったが、最シーズンにはどうなるのかワクワクが止まらないほどの環境だった。

 

そして我々は誓ったのだ…

 

必ず戻ってくると……