サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

VOLKSWAGEN ゴルフ GTI TCR 4輪アライメント調整 ☆

【フォルクスワーゲン ゴルフ7 GTI その他 タイヤ・ホイール関連 > 4輪トータルアライメント調整】
2021年7月30日

 

いきなりですが、VOLKSWAGEN ゴルフGTI TCR

ご入庫です!

輸入車通の方ならご存じでしょうが、コチラのモデルは市販の

ロードカーとしてはVOLKSWAGEN史上間違いなく最強と言って

いいゴルフ限定車でございます☆

特筆すべきは、そのパワー!ノーマルのGTIから60馬力もアップ

されており、最高出力は290psとFF車としては間違いなく

じゃじゃ馬レベルです!!!(笑)

そのパワーを受け止めるべく、タイヤサイズは235/35R19に

インチアップ!ブレーキも大口径化されております!!

ミッションも6速から7速DSGに変更され、俗にゴルフ7.5と

呼ばれる一線を画したモデルでございます☆

 

ご入庫の経緯としては、お電話でサイドスリップテストのご依頼

を頂いたのですが、オーナー様の仰るお車の挙動と、その発生の

経緯とお車のがゴルフⅦ型だとお伺いした時点で「サイドスリップは

お勧めできません。」とお伝えしました。

なぜかと申しますと、サイドスリップテストはフロントトーの調整

しかしないからが答えなのですが、ゴルフGTIのⅦ型はリアの足回り

形状はマルチリンクで、トー角とキャンバー角の調整が可能なお車で

あり、本来クルマがまっすぐ走る上でリアアクスルの向きというモノが

非常に重要であるためです。

ですから、リアのスラスト角を基準にフロントの角度調整を行うことが

クルマをまっすぐ走らせる作業であり、その作業を4輪アライメント調整

と呼ぶのです。

言ってしまえば、しっかりまっすぐ走らせるための機構を無視して、

フロントトーだけのいい加減な調整をしたらもったいないという事です!

ましてや、ただのゴルフじゃないお車ですから♪

 

 

ただ、限定車ゆえにアライメントの基準データが

当店やテスターの製造元でも保有しておらず、

オーナー様にご相談致しましたところ、「現在の左に

向く傾向が収まれば細かいところは問題無いです!」

とのことでしたので、不本意ながら既存のゴルフⅦの

データにて測定をさせて頂きました。

 

 

 

測定すると、確かにオーナー様が仰る挙動は出る

でしょうねぇ・・・といった感じの数値です。

リアの数値も基準から外れてしまってます!

サイドスリップテストではこの部分はノータッチ

になってしまうため、フロントトーの調整だけでは

ちゃんとした挙動には戻せませんよ~!

 

 

コチラのマフラーも限定車TCR専用のフルチタン製です☆

踏んでみたいですね~良い音なんでしょうね~♪

そんでもって軽いんでしょうね~抜けも重さも♪

でも驚くほど高いんでしょうね~(焦)

 

 

 

ハイ!数値は左右均等に基準値に収まりましたよ☆

これで試乗させて頂きましたところ、挙動の癖は

ナシ!!

290馬力を堪能したいところですが、そこはグッと

我慢です(笑)

オーナー様はたっぷりとお楽しみください♪

 

 

 

カテゴリ:アライメント 

担当者:登坂

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