VOLKSWAGEN ゴルフ GTI TCR 4輪アライメント調整 ☆
いきなりですが、VOLKSWAGEN ゴルフGTI TCR の
ご入庫です!
輸入車通の方ならご存じでしょうが、コチラのモデルは市販の
ロードカーとしてはVOLKSWAGEN史上間違いなく最強と言って
いいゴルフ限定車でございます☆
特筆すべきは、そのパワー!ノーマルのGTIから60馬力もアップ
されており、最高出力は290psとFF車としては間違いなく
じゃじゃ馬レベルです!!!(笑)
そのパワーを受け止めるべく、タイヤサイズは235/35R19に
インチアップ!ブレーキも大口径化されております!!
ミッションも6速から7速DSGに変更され、俗にゴルフ7.5と
呼ばれる一線を画したモデルでございます☆
ご入庫の経緯としては、お電話でサイドスリップテストのご依頼
を頂いたのですが、オーナー様の仰るお車の挙動と、その発生の
経緯とお車のがゴルフⅦ型だとお伺いした時点で「サイドスリップは
お勧めできません。」とお伝えしました。
なぜかと申しますと、サイドスリップテストはフロントトーの調整
しかしないからが答えなのですが、ゴルフGTIのⅦ型はリアの足回り
形状はマルチリンクで、トー角とキャンバー角の調整が可能なお車で
あり、本来クルマがまっすぐ走る上でリアアクスルの向きというモノが
非常に重要であるためです。
ですから、リアのスラスト角を基準にフロントの角度調整を行うことが
クルマをまっすぐ走らせる作業であり、その作業を4輪アライメント調整
と呼ぶのです。
言ってしまえば、しっかりまっすぐ走らせるための機構を無視して、
フロントトーだけのいい加減な調整をしたらもったいないという事です!
ましてや、ただのゴルフじゃないお車ですから♪
ただ、限定車ゆえにアライメントの基準データが
当店やテスターの製造元でも保有しておらず、
オーナー様にご相談致しましたところ、「現在の左に
向く傾向が収まれば細かいところは問題無いです!」
とのことでしたので、不本意ながら既存のゴルフⅦの
データにて測定をさせて頂きました。
測定すると、確かにオーナー様が仰る挙動は出る
でしょうねぇ・・・といった感じの数値です。
リアの数値も基準から外れてしまってます!
サイドスリップテストではこの部分はノータッチ
になってしまうため、フロントトーの調整だけでは
ちゃんとした挙動には戻せませんよ~!
コチラのマフラーも限定車TCR専用のフルチタン製です☆
踏んでみたいですね~良い音なんでしょうね~♪
そんでもって軽いんでしょうね~抜けも重さも♪
でも驚くほど高いんでしょうね~(焦)
ハイ!数値は左右均等に基準値に収まりましたよ☆
これで試乗させて頂きましたところ、挙動の癖は
ナシ!!
290馬力を堪能したいところですが、そこはグッと
我慢です(笑)
オーナー様はたっぷりとお楽しみください♪
カテゴリ:アライメント
担当者:登坂