ミゾは残っていても・・・
「タイヤの空気が少ない」
「タイヤがパンクしているかもしれない」
パンクに関するご相談は日々たくさんお寄せいただいています。
縁石などに乗り上げてしまったり、
何か異物を踏んでしまったりと、
トラブルの原因が分かることが比較的多いのです。
しかし、今回点検させていただいたタイヤは異物などが何もなく、
空気の出入り口となるチューブレスバルブからの漏れもなく、
「異常なし」の判断をする、まさにその時でした。
ピットから出庫しようとスタッフが運転席に乗ると、
「シュー」という非常にかすかなエア漏れ音が・・・
「やっぱり空気が漏れている!」と、
PITスタッフが再度点検を行いました。
すると、タイヤサイドのヒビからかすかなエア漏れが・・・!!
リフトから降ろし接地したところ、車重が負荷として加わったことで、
空気が漏れる量が増え、気づくことができました。
1度点検をしているはずのタイヤサイド部でしたが、
接地したまま再点検を行うと、
ご覧の通り、タイヤのヒビ割れ(ゴムの劣化)が原因となり、
所々で少しずつ空気が漏れ出てしまっていました。
石鹸水を吹きかけているので、中から漏れ出た空気で泡立ち、
空気が漏れている箇所を特定することができます。
↑ 白い所は中から空気が漏れている部分です ↑
ひび割れなどのタイヤの劣化に加えて、
空気圧不足などのお手入れを怠ったことにより、
パンクやバーストなどのトラブルにつながってしまったケースもありましたが、
上記のようにタイヤのヒビが直接的な原因となって
パンクをもたらしてしまうケースは少なく、私もビックリしました。
タイヤサイド部分は一切の修理ができません。
ヒビ割れで全体的なゴムの劣化もわかるため、
こちらのケースは新品にお取替えいただきました。
ミゾが残っているタイヤを交換するのは
少しもったいなく感じてしまうお気持ちも分かりますが、
キズやヒビなど、ミゾ以外のタイヤの劣化も大切なチェックポイントです。
当店では日ごろの空気圧点検に加え、
ご希望のお客様には残ミゾやヒビなどのタイヤの劣化状態も
併せて無料点検しております。
ご予約や事前のご連絡は要りませんので、お気軽にご相談ください!
担当者:大久保