サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

ミゾは残っていても・・・

2022年5月1日

「タイヤの空気が少ない」

「タイヤがパンクしているかもしれない」

 

パンクに関するご相談は日々たくさんお寄せいただいています。

縁石などに乗り上げてしまったり、

何か異物を踏んでしまったりと、

トラブルの原因が分かることが比較的多いのです。

 

 

しかし、今回点検させていただいたタイヤは異物などが何もなく、

空気の出入り口となるチューブレスバルブからの漏れもなく、

「異常なし」の判断をする、まさにその時でした。

 

 

 

ピットから出庫しようとスタッフが運転席に乗ると、

「シュー」という非常にかすかなエア漏れ音が・・・

 

「やっぱり空気が漏れている!」と、

PITスタッフが再度点検を行いました。

 

 

 

すると、タイヤサイドのヒビからかすかなエア漏れが・・・!!

リフトから降ろし接地したところ、車重が負荷として加わったことで、

空気が漏れる量が増え、気づくことができました。

 

1度点検をしているはずのタイヤサイド部でしたが、

接地したまま再点検を行うと、

ご覧の通り、タイヤのヒビ割れ(ゴムの劣化)が原因となり、

所々で少しずつ空気が漏れ出てしまっていました。

 

石鹸水を吹きかけているので、中から漏れ出た空気で泡立ち、

空気が漏れている箇所を特定することができます。

 

 

 

↑ 白い所は中から空気が漏れている部分です ↑

 

 

 

ひび割れなどのタイヤの劣化に加えて、

空気圧不足などのお手入れを怠ったことにより、

パンクやバーストなどのトラブルにつながってしまったケースもありましたが、

上記のようにタイヤのヒビが直接的な原因となって

パンクをもたらしてしまうケースは少なく、私もビックリしました。

 

タイヤサイド部分は一切の修理ができません。

ヒビ割れで全体的なゴムの劣化もわかるため、

こちらのケースは新品にお取替えいただきました。

 

 

 

 

 

ミゾが残っているタイヤを交換するのは

少しもったいなく感じてしまうお気持ちも分かりますが、

キズやヒビなど、ミゾ以外のタイヤの劣化も大切なチェックポイントです。

 

当店では日ごろの空気圧点検に加え、

ご希望のお客様には残ミゾやヒビなどのタイヤの劣化状態も

併せて無料点検しております。

ご予約や事前のご連絡は要りませんので、お気軽にご相談ください!

 

 

 

担当者:大久保

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