「向き」が決まっているものにご注意!
夕方は風の冷たさに肩を丸めるようになりました。
本日もタイヤのご相談や
冬タイヤへのお履き替え作業、
オイル交換などのメンテナンス作業のため、
たくさんのお客様にご来店いただきました。
ありがとうございます!
本日は比較的スムースに作業が進んでいた印象ですが、
PITの混雑状況などにより、作業開始までに順番でお時間をいただく場合がございます。
スタッフ一同、少しでも早くお引渡しができるよう心がけておりますが、
安全を第一に作業させて頂いております。
何卒ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。
さて、「ご自身でタイヤの脱着作業をした」というお客様がご来店くださいました。
ホイールキャップをはずしてビックリ!
↓こちら↓の写真で何が心配か、分かりますか?
こちらは、ホイールを留めているネジ(ナット)が
上下逆に装着されていたんです。
〇で囲んだ部分は、本来ホイール側を向き、
ナットホールと接している部分です。
正しい向きで取付をしないと、
ホイール側の座面とナットの形状が一致しません。
きちんと奥まで接触しないため、走行中に緩みが出たり、
最悪脱輪につながってしまう可能性があり、とても危険なんです。
ホイールキャップを最後にはめ込むタイプのスチールホイールや
センターキャップに隠れるタイプのホイールで使用されていることの多い貫通タイプのナット。
スペアタイヤへの付替えや夏⇔冬タイヤの脱着など
ご自身で作業をされる時には、ナットをつける向きにご注意ください。
もう1つ!
夏タイヤでも冬タイヤでも銘柄によって、
タイヤの再度部分に□このような□刻印がある場合があります。
これは、「回転方向」の指示があるタイヤです。
排水効果や運動性能を向上させるため、
ミゾや切れ込み(サイプ)の向きに方向性を持たせたタイヤです。
画像のように、右側に向かって走行すると
タイヤは赤い矢印のように回転して進んでいきます。
タイヤに刻まれた→の向きと、
このタイヤが回転する方向が一致するように装着しなければなりません。
冬タイヤで例を挙げると、
SUV向けの専用設計が施された「DM-V3」に回転方向指示があります。
このため、回転方向指示があるタイヤでは
ローテーション(位置交換)をする際、前後のみの入替となります。
左右で場所を交換してしまうと、この回転方向が逆向きになってしまうためです。
逆向きに装着してしまうと、
本来持っている性能が発揮できないばかりか、
ノイズが大きくなったり制動力なども変わってきます。
回転方向指定があるタイヤをご装着の場合は、
この矢印の向きにご注意ください。
当店ではご自宅でお履き替えをされた場合でも
タイヤの空気圧やトルクの増し締めを無料点検しております。
どうぞお気軽にお立ち寄りください!
担当者:大久保