花は咲いたが、恋は実らず
2015年9月4日
このスタッフ日記に度々挙げられる、ヒマワリとアサガオ。
宮田さんが「アサガオ」、高橋が「ヒマワリ」と、それぞれ世話をしています。
宮田さんは昆虫や植物など、何かを飼育する事に長けていて
どんな生き物も長生きさせます。
見事としか言いようがありません。
さて、一方。
この頃の長雨の空模様と同じ、どんよりとした表情の高橋。
育てたヒマワリも、笑える程しか成長せず、夏を終えようとしています。
ネコやイヌは飼い主に似る。
花も飼い主に似るかのように、弱弱しく咲き誇っています。
これはやはり、高橋の心を映しているのでしょうか。
高橋、この夏フられる。
ヒマワリもそんな高橋の心情を察したのでしょう。
こじんまりとしか育たなかった、あたかも咲いては失礼だと言わんばかりに。
このヒマワリの鉢は、お隣さんのネコ達のトイレと化しており、
朝、ヒマワリの茎の周りには、カリントウみたいなブツが山と盛られ、
これも、高橋の荒れた心内のようです。
この貧弱なヒマワリが高橋を表しているなら、
幸いにもその身には付かなかった種で、うなだれることなく、
カラっぽの花を誇らしげに、何も考えていないかの如く、
少し咲いて、朽ちていくヒマワリそのものとでも言っときましょうか。
傷心高橋、まだ二十歳。実る日は来るのか?
「来ねェな」
担当者:鈴木