スタッフ日記

スタッフがさまざまなテーマでクルマに関する情報をお伝えします。

空港消防車!

2015年9月28日

飛行場には、専用の消防車が配備されていますよね!

海上自衛隊の基地にも、飛行機の事故に備えて、消防隊が組織されています!

写真は、消防隊の最新装備、オシュコシュ社製「ストライカー救難車」です!

一般道を走る車の規格からは、完全に外れた特大サイズで、とにかくデカくて頼りがいのある車両です!

前面のリモコンで動く放水銃だけでも、物凄い存在感で、炎と戦う車だということを主張していますね!

舗装された滑走路を走る消防車なのに、やたら大きなタイヤが付いているな、と思われるかもしれませんが、広い飛行場をいち早く現場まで向かう為に、間にある緑地帯なども突っ切って走れるように、完全オフロード仕様になっているんですね!

そのタイヤの値段は、一本、約100万円ほどらしいです(驚)

すごい値段ですが、大型の建設機械なども、実は同じ価格帯なので、ビックリすると同時に、維持費が大変だな!と心配してしまいましたよ(笑)

この車両は、成田空港でも採用されているそうですが、海上自衛隊の場合は、全国一括で仕入れたため、1割程安く買えました、と話してくれました!

車体だけで8000万だって・・・

しかし、その装備の数々を見れば、その値段も妥当だと思えてくるんだから、仕方ないのです。

エンジンは車体後方に搭載される、16000cc、V8の、ディーゼルターボエンジンです!

670hpの最高出力を発揮するそうですよ~!

顔より大きな、ターボスーパーチャージャーが付いていました!

ターボというと、スーパーカーやレーシングカーのイメージかもしれませんが、建機や最近のトラックでは、燃費の面で標準装備だし、船舶用ディーゼルエンジンなどでは、排気量が大きい為に、複数段で過吸するものもあり、それこそ巨大なカタツムリがくっついていたりします!

この車は車体が大きいので、動力源としては、なんか小さく見えてしまうのが、とても不思議ですね!

そして、本来の目的である、消火、救難装備!

消火作業の為の水や、消火剤のタンク、放水する為のホースリールや、各種、航空機事故に対応する装備一式を、全部積んでいるんです!

この車が行けば、どこでも消火拠点になるという訳なんですね(凄)

なので、ここまで大きな車である必要があるんですね!

そして、気になるのは、常に電源プラグがつながっているところ。

見学している隣で待機している車にも、電源プラグがささっていました(雷)

なんでかと思って聞いてみたところ、動いていない間も、車のコンピュータ等で使われる電気が流れているので、車載バッテリーを消費してしまわないように、外部電源をつないでいるとの事でした

ここら辺は、さすが最近の車だなと思う所でしたよ!

世の中には、普段は見られないけど、面白い車たちがいるものですね!

担当者:影近