日産 ティーダ A.S.H VFS AT/CVTフルード交換
みなさまこんにちは(^▽^)/
当店で好評いただいていますA.S.HのATF/CVTフルード交換のご紹介です。
国内産のA.S.HのVFSシリーズのATF/CVTフルードです。100%化学合成のオイルですが、非常に劣化が少なく、国内のAT及びCVTとの相性も良いオイルです。
本日の交換のお車はこちらの日産ティーダ。走行は約9万キロです。
程よくローダウンされた車高に18インチのタイヤホイールがなかなかキマッってますねー!
ではまず現状のCVTフルードの状態を測定してみましょう。
CVTフルードのレベルゲージはエンジンルーム右側の赤い矢印の奥にあります。
奥の方にある黒い筒のようなものがCVTフルードのレベルゲージ。横に抜け防止のロックがかかっていますので、工具で押しながら引き抜きます。
ATFチェンジャーのノズルを差し込みセットします。そして現状のフルードの状態をまず測定します。
現状のフルードの状態は、青丸の部分に表示されます。結果は最も劣化している状況で、さらに赤丸の部分に「AE」と表示されています。これは劣化が大きく進行しており、交換に支障がある可能性を示しております。
今回は車両の状態を確認しつつ交換を進めます。では、交換に入りましょう。
これは古いフルードを抜いている状態です。フルードがモニター出来る上の画像の確認窓でも分かるとおり真っ黒なフルードが確認出来ます。どれだけ劣化しているかというと…
新油を注入している状態です。先ほどの古いフルードを抜いている真っ黒な画像と比べると違いが歴然です。
一定量を抜き、新油を注入→撹拌の為のアイドリング→そしてまた一定量を抜き取りといったサイクルを繰り返して交換を進めます。
何度か交換のサイクルを繰り返し、8Lの交換が完了しました。
再度フルードの状態を測定してみます。
フルードモニターにはまだ劣化多しの表示ですが、先ほどのような「AE」のエラー表示は消えてます。
状態が非常に悪い状況でしたので、試走してみます。
試走の結果は非常に良好。交換前の発進時のガタツキや、発進後のエンジン回転の上昇等が正常な状態に改善しました。これは、CVTのトランスミッション内部にあるプーリーをこのフルードの圧力で調整しているのですが、フルードの劣化により正常な圧力を保持出来なくなっている為、ガタツキや異常なエンジン回転に関与していたものと推測できます。
定期的な交換でこのような症状にならず、適正な走行が維持できますので、やはりフルードの交換は重要ですね。今回のお車は定期走行後に再びフルードを交換すると、さらに症状は改善されると思います。
ATFやCVTフルードを交換されていない方は是非当店にて点検。交換をお勧めします。
担当者:白