サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

プローバ ダウンスプリング VAB

【スバル WRX STI】
2017年2月12日

スバル WRX STI VABにプローバ ダウンサス&アライメントです♪

スバル WRX STI VAB

エンジン 2.0L 水平対向4気筒 ツインスクロールターボ EJ20型

駆動方式 四輪駆動

最高出力 250kW (340PS) /5,500rpm

最大トルク 461N·m (47.0kgf·m) /3,000rpm

サスペンション 前: ストラット式 後: ダブルウィッシュボーン式

全長 4,890mm

全幅 1,835mm

全高 1,395mm

ホイールベース 2,650mm

標準車高比: F= -17 R= -12(mm) レート: F= 6.04 R= 6.45(kgf/mm)

と、ここまでは日記と一緒ですが、もうちょっと掘り下げて。

まず、VABのスペックですが、340PSという馬力もさることながら、

馬力はあくまでも回転に比例するもの。

47.0kgf·mという大トルクを、2リッターターボが発生することが、素晴らしい♪

しかも、3000rpmという比較的低回転から!

車の速さは、馬力ではなく、トルク。

トルク=力(パワー)なわけですね♪

ホイールベースは先代のインプレッサ WRXに比べ25mm拡大。

実際乗ってみるとこの25mmが効いているのか、

直進時の安定性能は向上しているように感じます。

気付いたら速度がのっているような安定感。速度感が少なく感じるほど。

この安定性能を下げずに、回頭性を向上させたいと思いますよね♪


昨今のAWD(4WD)は非常にハンドリングも向上していますが、

メーカーは安定方向に車をセッティングしていますので、アンダーステアが強い傾向が多いです。

そこで、今回のようなダウン量が車の性能を発揮させるわけです。

フロントをリアに比べてたった5mm下げることで、フロントに車重が寄り、

回頭性にシャープさ、ダイレクト感が増すことになるのです。

スプリングのプリロードを変えずに車重の前後バランスを変える。

よくある、車高調の全長調整は、本来こういった使い方が正しいと思います。


流石は、PROVAさん。

ただ下げて、格好を良くではなく、走りも考えたダウン量。

玄人向けに感じられるかもしれませんが、乗りやすくもなりますので、初心者にも安心ですね♪

カテゴリ:足回り・サスペンション関連