【スズキ・ワゴンR・MH23S】ロアボールジョイントブーツ交換
本日は、車検でお預かりしているスズキ・ワゴンRのロアボールジョイントブーツ交換作業をご紹介致します。
車には人間と同じで骨格や関節があります。関節部分にゴミなどが入ってしまうと故障に繋がりますので、そこを保護する為のカバーのことをブーツといいます。今回交換したのはロアアームという部品のブーツです。
ちなみにこのブーツが破れていると中のグリースが漏れ出してしまい、車検にも不合格となります。この車両は現状ひび割れが入ってはいますが、破れてまではいませんでした。しかし安全走行の為に予防交換をします。
接続部分を分解し、古いブーツを取り外します。内部の状態は良好でした。
こうして見てみると大したひび割れには見えませんが、
押しつぶしてみると存外に深いひびが入っていることが分かります。余談ですが、タイヤ側面のひび割れも同様で、空気を抜いて潰してみるとそのひび割れの深さに驚くことが多々あります。ゴムのひび割れは進行することはあっても自然回復することはありえません。今後やってくる炎天下のことを考えると、このタイミングで交換して事前に備えておくのは良い事だと思います。
新しいブーツを被せ、スプリング状のロックリングという部品を取り付ければ後は分解した箇所を戻して完成です。
ブーツの交換時期は大体の目安として10年か10万キロ走行などと言われていますが、これは環境や走り方によって大きく変動するところです。結局のところ目視点検してみないことには何も分かりません。
車検時はもちろん、例えばオイル交換のときなどでもご希望の方は無料で点検致しますので、お問い合わせはお気軽にどうぞ!
カテゴリ:メンテナンス
担当者:西中