メロンの豆知識
2012年8月31日
植物学的には国産のキンウリやマクワウリもメロンの仲間ですが、日本ではメ
ロンといえばヨーロッパ種のマスクメロンを指すのが普通です。(私個人的に
は、夕張メロンですが...。)さて、高級果物の代表のようになっているマ
スクメロンですが、そのトレードマークは何といっても表皮に盛り上がってつ
いている白い網の目のような筋です。
この網の目はどうして出来るのでしょうか。マスクメロンも、木に実がついて
すぐの時点では網の目は現れていません。それが生長の過程で次第に網の目が
出来てくるのです。網の目のもとになっているのは表皮のひび割れです。マス
クメロンは、皮よりも中身のほうが速いスピードで成長します。そのため、皮
に強い圧力が内側からかかり、皮がはじけてたくさんのひび割れが出来ます。
このひび割れにコルク層が発達して、あの網の目模様になるのです。
ちなみに、マスクメロンの名前の由来は、網の目がマスクのようにかかってい
るから、という一番考えやすい理由を考えている人がいますが、これは間違い。
マスクとはmuskと書き、「じゃこう」のことで、強い香りをじゃこうの香りに
たとえたのです。
メロンを食べる時にこの事を思い出しながら食べてみてくださいね!(^^)!
担当者:KUBOTA