200系ハイエース クスコ(CUSCO)フロントスタビライザー&リアスタビバー交換
シックアブソーバーの次はスタビライザーを交換します。
今回は車のフラツキを抑えたい!との要望でしたので、必然的にスタビライザーの交換という話になります。
スタビライザーの役割は「車のロールを減少させること」です。
車はカーブを曲がる時、タイヤがしっかりとグリップすればするほど(踏ん張れば踏ん張るほど)遠心力でボディの上部は曲がった逆方向へ傾きます。
スタビライザーはその動きを最小限に抑え、車の揺れを低減してくれるアイテムです。
ハイエースの場合フロントには純正でスタビライザーがついていますが、リアにはついていません。
(リアにスタビライザーがついている車のほうが少ないと思いますが…)
そこで、今回はリアにスタビライザーを装着することで後部座席の方々の乗り心地の不満を改善すると同時に、車全体のフラツキを抑えることにしました。
もちろん、フロントもクスコのものに交換していきます。
スタビライザーと言えば「クスコ」!!というくらいメジャーになった青い部品を早速取付け開始です。
フロントは簡単に交換できます。
杉山主任が一人であっという間に交換してしまいました。
続いてはリアのスタビバーを取付けます。
こちらは取付けるのに多少時間がかかります。
交換方法は
①スペアタイヤを取り外します。(外したほうが作業が楽です)
②Uボルトを緩めてリーフプレートを外し、リーフとリーフプレートの間にスタビを取付けるためのブラケットを装着します。
③シャックルを外してリンク取付ブラケットをシャックルと共締めします。
④最後にブラケットにスタビバーを取付けて完成です。
初めて交換する場合は説明書を見ながらなので、1~2時間程度かかるかもしれません。
仕上げにアライメント調整を行います。
基本的にショックアブソーバーやスタビライザーを交換しただけではアライメントが大きく狂うことはありませんが、せっかくここまでパーツを取付けた以上、行いたいものです。
車のフラツキがさらに抑えられるよう、キャンバー&キャスターも調整しました。
最後に試乗をしましたが、ノーマル状態と比べると、車のフラツキ、ロールは劇的に改善されていました。
少しスピードを出して走っても安定感があります。
細かい道でハンドルを小刻みに動かしても、車はあまり揺れません。
一番改善されたのはブレーキング時で、ブレーキを強く踏んだ後のあの何とも言えない不自然な車の動きが本当に小さくなりました。
正直まだまだ改善の余地がありそうですが、お客様の不満はある程度解消されたことと思います。
少しはお役に立てて何よりでした。
ご利用ありがとうございました。
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担当者:池田