スタッドレスタイヤの履き潰しはご注意を。
2015年7月15日
車を運転中や、駐車場などで、何気なく他の車のタイヤを見てしまいます。
完全に職業病なんですが。
やはり、スタッドレスタイヤを装着している車が結構居るものです。
スタッドレスタイヤは、夏タイヤと比較して、路面と接するゴムが柔らかくできています、
より高温になる夏の路面では、柔らかくなりすぎてタイヤ自体が歪みます。
カーブなどで、ふらふらする感じも。
スタッドレスタイヤは、夏タイヤと比較して溝が深く、細かい溝が多数あります。
これらの溝は吸水性能をよくする構造になっています。
雨の日など路面が濡れているときは、スタッドレスタイヤが水を溜め込んでしまい
排水性能が低下して、高速走行でハイドロプレーニング現象が起きやすくなります。
つまり、雨の日にタイヤが滑りやすくなっていると言う事になります。
夏タイヤとスタッドレスタイヤの制動距離を比較すると、スタッドレスタイヤは15%近く
制動距離が伸びてしまうことになります。
スタッドレスタイヤを履きつぶすつもりで、夏場も装着することは可能ですが、
走行性能全般に渡って夏タイヤとは異なることがよくわかりますね。
是非、夏タイヤへの交換をお勧めいたします。
担当者:岩槻