おかてんの「語源紀行」No.54
2014年11月3日
スタッフ日記へのアクセスありがとうございます。
54回目の語源紀行、今日は「け」から…
『現ナマ』です。
【意味】現ナマとは、現金の俗語。キャッシュ。現なま。
【語源・由来】
現ナマは、江戸時代、上方の商人が給料のことを「生(しょう)」と言っていたことから、
「生」が訓読され「なま」となった。
給料が「生」と呼ばれた由来は、米や魚などの現物支給に対し、
お金がそのまま貰えるといった意味からと考えられる。
やがて、「生」がお金をさすようになり、本物のお金を「現金」と呼ぶように「生」に「現」が付けられ、
「現ナマ」と呼ばれるようになった。
1950年代の洋画の邦題『現金に手を出すな』『現金に体を張れ』など、
「現金」の文字に「ゲンナマ」のルビが振られたことから、
「現ナマ」の語は広く使われるようになった。
そのため、現ナマの漢字は「現金」と思われがちだが、正しくは「現生」と書く。
【語源由来辞典より】
だそうです・・・一般的にはあまり使わない言葉ですが、
なんとなくの意味は皆さんご存知ですよね!
ルビで広く知られたように、映画やドラマ・雑誌からの影響は大きいもんですね・・・
時代も変わり、今ではインターネットからの影響が最も大きいんでは無かろうか?
そんな風に思ったおかてんの語源紀行でした・・・
担当者:おかてん