サービス事例

当社で手がけた技術サービス事例をご紹介します。

【タイヤの選び方】お客様に合わせた個別提案を心がけています。

【日産 デイズ タイヤ タイヤ・ホイール関連 > タイヤ・ホイール交換】
2023年7月2日

タイヤ選びは、タイヤの性能や作業内容のみで決まると思っている方も多いと思いますが、実は車両の特性やご使用の用途、ご使用環境、そして何より、お客様自身の重きを置いている価値観がどういったものなのかによって、ご提案する商品やサービスの組み合わせの最終決定は千差万別です。

本日はそんなご提案の一例をご紹介いたします。

皆さまのタイヤ選びのご参考になれば幸いです。

 

事前情報

・車両       :NISSAN DAYZ

・装着していたタイヤ:Bridgestone EP150 165/55R15(2019年)

・タイヤの状態   :フロント3.5mm リア3.0mm

・走行距離     :27000KM (9000KM/年間)

・ご使用環境や目的 :週末のみ、高速を使用し釣りに行く事が多い、釣り場では悪路もある。

・スタッドレスの保有:無し。保有するご予定も無し。

・ご来店目的    :タイヤ点検

ご来店時のタイヤ状況

日産DAYS

タイヤのローテーションが必要か確認しつつ、空気圧の点検を目的にご来店いただきました。

EP150 2019Y 165/55R15

装着されていたタイヤはブリヂストンのEP150。2019年製の新車装着タイヤです。

溝 3ミリ EP150 165/55R15

今年4年目で残り溝は最も少ないところで3mm。排水能力が心もとなくなっていそうです。

交換目安 経年 溝 相乗効果

タイヤは法的には残溝1.6mmまで使用可能ですが、実は3mm~4mmでのご交換のケースが非常に多いです。

これは、タイヤの交換目安は大きく『摩耗』と『経年』の2つの観点があり、溝が3~4mmまで摩耗する頃には一定の経年(3年以上)となっていることが多く、両観点の相乗効果で一気に性能が落ちる為です。

こういった点から、ご交換のご案内となりました。

NH200C 165/55R15 エコタイヤ

ご提案差し上げたのは純正同等水準のエコピアNH200C(上)とオールシーズンタイヤのマルチウェザー(下)です。

マルチウェザー オールシーズンタイヤ 165/55R15

マルチウェザーは悪路走破性を高めている為、パターンが全く違いますね。

ご提案商品の選定理由

高速も多く走られるとのことで、安全上の観点から、純正水準よりランクを落としたモデルはリスクが高いと判断しました。

燃費性能やロードノイズなどの対策はECOPIA NH200Cに軍配がありましたが、『オフロードも走り、スタッドレスタイヤも持っておられず、ご購入の予定もない』とのことでしたので、スタッドレスタイヤほど万全ではありませんが通年オールマイティに使用できるマルチウェザーもご案内差し上げたました。

こういった場合、年間の走行距離が著しく少ない場合や、ご使用環境が自宅近辺で速度レンジが低い方などには、通年でスタッドレスタイヤを装着される事を提案する場合もありますが、年間9000km使用では予想される摩耗が著しく、オススメできませんでした。

オールシーズンタイヤ 比較 スタッドレス 夏タイヤ

お客様の商品決定理由

お客様に判断を天秤にかけていただいた点は『燃費性能&ロードノイズ』vs『耐摩耗性&悪路走破性』でした。

摩耗にも強く、砂利や浅雪にも対応する点に魅力を感じていただけた為、マルチウェザーでのご成約となりました。

回転方向 マルチウェザー ローテーション

マルチウェザーは回転方向に指定があります。

ご自身でローテーションなどをされる方は左右を入れ替えてしまわないよう注意が必要です。

DAYZ アライメント フロント トー 2か所

オプションのアライメント調整も同時施工いたしました。

少しずつズレてしまうタイヤの接地状況をリセットし、新しいタイヤの性能を少しでも正しく引き出す為に有効です。

DAYZ マルチウェザー

装着完了です☆

いかがでしたでしょうか?

ご使用用途や環境、重きを置いている点などをお伝えいただけますと、我々もご案内の幅が広げられ、タイヤ選びを少しでもお客様の最適解に近づけてさし上げられます

タイヤ選びに迷ったら、ぜひとも当店にご相談ください♪

タイヤ館 小平
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カテゴリ:タイヤ関連 アライメント 個別提案 

担当者:橘