偏摩耗にはご注意を!トヨタ NCP81型 シエンタ 夏タイヤ交換&アライメント調整
いつもタイヤ館五日市店のWEBをご覧いただきありがとうございます。
こんにちは!石内バイパス沿いにあります、タイヤ館五日市店です!
さて本日の話題はというと、トヨタ NCP81型 シエンタに
コスパに優れたお買い得タイヤセイバーリング SL101へ
タイヤ交換&アライメント調整をご用命頂きました!
ありがとうございます!!!
タイヤの銘柄はセイバーリング SL101で、サイズは175/70R14です。
セイバーリングはアメリカのメーカーとなりますが、ブリヂストングループ会社でもあり、
このSL101モデルは、実はブリヂストンの工場にて生産されてます!
なので品質と実績はお墨付きですし、正真正銘ブリヂストン製のタイヤでもあるんですね(^^♪
サイズラインアップも豊富で、軽自動車12インチサイズから275/30R20といった、
ビッグサイズまで網羅されてますので、ほとんどの車種をカバーできるのではないでしょうか!
性能も申し分なく、低価格設定ながら、高いコストパフォーマンスを発揮するタイヤですね!(^^)!
当店でも非常に人気の商品で、お客様からの評価も非常に高いですね!
タイヤにそこまで予算をかけたくないけど、品質や性能は落としたくない!といったお客様には
ピッタリのタイヤとなっております!
(タイヤにはブリヂストンの表記はございません)
では早速タイヤ交換作業開始です!
まずは古いタイヤを外していきます。
外したタイヤの状態はというと・・・。
新旧比較です!
残溝平均2,5mmでした。
これくらいでの交換が非常に望ましいですね!
と言いたいところですが、外した左側のタイヤをよ~~くご覧ください↓
そうです!タイヤの外側ショルダー部です・・・。
パタン溝が消えてツルンツルンになって、タイヤの骨格部分のベルト類が
露出するギリギリ一歩手前でした・・・。
典型的な外べりです( ;∀;)
このような症状はアライメント不良の症状のタイヤと推測されます・・・。
オーナー様はご自分で、春と冬にタイヤの脱着作業をされるとのことですが、
今回もスタッドレスタイヤからノーマルタイヤに履き替えをしようと思ったら、
ご覧のようにタイヤ溝がおかしいので、一度プロに見てもらおうと思ってのご来店でした。
賢明なご判断かと・・・。
そのまま装着してしまうと、近いうちにタイヤの故障の恐れが大でした。
おおよそ偏摩耗には上の写真のように3パターンあります( ;∀;)
一概には言えませんが、
片べりはアライメント不良の可能性があり、両肩べりは空気圧不足、
センター摩耗は空気圧過多による兆候による現象です。
今回のケースは写真左側の片べり摩耗です。。。
(若干両肩べりも見られますが。)
今回のタイヤの偏摩耗の原因はアライメント測定をしての判断ですね・・・。
アライメント作業についてはタイヤ交換が終了したらご説明します!
では作業続きです。
外したホイールのリム部に付着したカスを清掃します。
黒いホイールなので分かりづらいですが指をさしている部分に
びっしりと付着してます(上下とも)。
このカスが付着したままタイヤを組み付けますとエア漏れの原因となりますので、
当店では金属たわしでゴシゴシとしっかり綺麗に落とします!
(タイヤ館では必須作業ですが、この作業を行わない店舗が多いのが実情です・・・(*‘∀‘)。)
次に重要なのがエアバルブです。
空気を継ぎ足すところの部品ですね。
バルブもゴム製品ですので、交換を怠ると劣化し、いずれエア漏れを起こします。
小さな部品ですが、タイヤ同様非常に重要な部品です!
それにバルブは、タイヤとホイールをばらさない限り、普段絶対に交換できない部品ですので、
タイヤとホイールをばらしたこの機会に新品に交換します!
(バルブは有料です)
交換清掃後はタイヤを組み付けていきます。
組付け後はエア充填作業ですが、充填作業は危険が伴います!
必ず安全囲いの中で充填します。
充填後はビードがしっかりフィットしているかと、コアからの漏れがないかどうかを必ずチェックします!
続いてはバランス調整ですね。
ご覧のようにホイールイン側は0gですが、アウト側25gのアンマッチが出てます。
たかだか25gかと思われると思いますが、このアンマッチが走行中にハンドルのブレや、
シミーといった症状を引き起こします。
またお車のサスペンションやブッシュ等にも負担をかけますので、
アンマッチ0gまできっちりと調整します!
これでバッチリですね!
続いては車体に取り付けですが、ここでもひと手間加えます!
センターフィット取り付けです!
車のハブボルトとホイールの受け側の穴はピッタリではありません。
いわゆる若干のアソビがあります。
そのため取り付け時にズレたままナットを締め付けますと、先ほどバランス調整したにもかかわらず、
取り付けのズレでブレや振動の原因となります(;'∀')
しかしこのマシンをタイヤに装着し、特殊な超微振動を与えながらナットを徐々に締め付けていきますと、
車軸のど真ん中に取り付けでき、ブレや振動の原因を排除できます!
超スグレモノマシンです(^^)/
当店こだわり作業の一つです!
最後は車両メーカー指定のトルク値で、規定値にてトルクレンチで締め付けします!
続いては、最終仕上げの匠の技 アライメント調整です。
タイヤ交換後にアライメント調整すれば、タイヤの性能もフルに発揮できるし長持ちもします!
それにお車のためにも優しいですからね(^^)/
先程のタイヤの偏摩耗の原因もはっきりします(^^♪
まずは現状を測定してみましょう!(人間でいうレントゲン写真を撮る感じです)
気になる数値はというと・・・。
う~ん やはりズレが見られますね。
指をさしている部分が、左前輪のトー角度ですが、若干トーイン気味。
(人間でいうと内またといったところ)
それにキャンバー角度も、右に比べてネガティブキャンバー気味です。
先程の内べりの原因は、私が推測するに、ネガティブキャンバー&トーインが原因かと。
ただし、アライメント測定は静的状態でのお車の状態ですので、
お車が走り出しての動的状態がどうなるかはわかりません。
道路状況、運転者のアクセルやハンドルの切り方の癖、
サスペンションの動き、アームの動き、フレームの形状、ブッシュ等ゴム部分の
影響もでてきます。
だからアライメントは奥が非常に深く、かつ面白いのですね~。
また作業者の腕の見せ所でもあります!
今回のケースのトーイン気味ですとタイヤの外側ショルダー部の外べり。
逆にトーアウト気味ですとタイヤの内側ショルダー部の内べりといった症状を引き起こします(;´Д`)
この症状が出始めると、路面にタイヤが綺麗に接地しなくなり、雨の日等にはスリップの原因となったり、
燃費低下の原因、運動性能の低下等々いいことが一つもなくなります・・・。
でもご安心を!治しましょう!
この型のお車は前輪トー調整可能な合計2か所調整車です。
タイヤの性能を十分に発揮させるためにも
ここはしっかり基準値に調整しましょう!
いつものステアリングロッドをまわして調整していきます!
写真真ん中の箇所のロッドがステアリングロッドです。
原理は至ってシンプルです!ロックナットを緩め、ロッドを伸び縮みさせて調整していくのですが、
原理はシンプルでも調整は目視ではよほど作業に慣れた人間でも限界があります・・・。
かくいう私も無理です(;´Д`)
ここはテスターを使用して画面を見ながら角度調整するのが確実かつ正確です!
ではサクサクっと前後調整後は・・・。
キャンバー角度は調整できるカムなどはございませんのでほとんど変化はありませんが、
調整前よりは基準値範囲内ギリギリまでは戻ってます。
しかしトー角度はきっちりと基準値に戻しました!
これでシエンタの本来の運動性能を十分に発揮でき、またタイヤの性能も十分に発揮できる状態に
なりました(^^♪
トヨタ NCP81型 シエンタ 夏タイヤ交換&アライメント調整作業完了です!
ここまでの作業で、約80分でした。
大変お待たせ致しました!!!
タイヤ慣らし走行後の100km点検等またのお越しをお待ちしております!
シエンタのタイヤ交換&アライメント調整はタイヤ館五日市へお任せください(@^^)/~~~
皆様のご来店スタッフ一同心よりお待ち致しております!
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PHONE 082-927-5324
アライメント(特にトー角度)がズレている場合、車検の項目のサイドスリップテストで
不合格になる場合がございます!
そうすると時間も費用もかなり掛かることになります(;'∀')
一概には言えませんが、走行距離が5万キロを超えてるお車、縁石等何かにぶつけた記憶が
あるお車、過酷な道路状況(ガタガタ道、未舗装道路)の利用が多い方などのお車は
一度測定してみることをお勧めします!
またアライメント不良の症状として、ハンドルセンターがどちらかに傾いてる、車がまっすぐ
走らない(右や左に勝手に進む)、タイヤが偏摩耗するといった事例がみられます。
最新のお車はホンダセンシング、アイサイト等、安全運転サポートシステムが備わっています。
サポカーというやつですね。サポカーはアライメント不良ですと、正常にシステムが発揮できない
可能性がありますので要注意です!
せっかくの最新技術を十分に発揮させるためにもアライメント調整をお勧めします!(^^)!
アライメントについての詳しくはこちらのページを参照ください。
気になる方はチェックしてみてください!
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カテゴリ:アライメント調整
担当者:くまもと