タイヤの交換時期①
暑い日々が続きますが、熱中症には十分お気をつけください。
さて、今日は初心に帰ってタイヤ溝についてのお話をさせて頂きます。
タイヤの交換が必要になる理由はいくつかありますが、一番基本的な基準はミゾの減少です。
タイヤのミゾにある一番大きな役割は、排水性です。
雨の日、車は走行中に路面の水によってスリップすることがあります。
それはタイヤの溝で水が掻き出しきれず、タイヤが接地面から浮いてしまうために
車の唯一地面と接する部分が接地しなくなるためです。
こう聞くと非常に危険な状態であることが容易に想像されるかと思います。
それを防止するため、タイヤ業界は『安全安心なタイヤ』を作るべく研究を続けています。
形状により掻き出す力を向上させたり、材料の配合量を変えすり減りにくくしたり...
その努力によって現在のタイヤが存在します。
それでもタイヤは摩耗し、少しづつ性能が低下していってしまうので、
そこでこまめな残溝チェックや新品への交換が必要となってくるのです。
タイヤはおよそ50%ほど使用したあたりから雨路面での制動力が急激に落ちてきます。
法定では1.6mmが使用限界ということで違反となりますが、
実はそれ以前でも制動力が大きく変わってしまうのです。
そこでタイヤ館はおよそ3mmの時点でのタイヤ交換を強くお勧めします。
特にこれから雨の降る季節に入りますので、
ふとした急ブレーキにヒヤッとしないために残溝の少ないタイヤは
交換されることをお勧めします。
次回は残溝減少以外のタイヤ交換が必要な異常についてお話しします。
それでは〜
中岡
担当者:中岡