C61型蒸気機関車、内房線に登場!!
ピット作業担当のカゲチカです。
2月10日~12日に、タイヤ館千葉にもほど近い内房線で蒸気機関車(SL)が走りました。
今回走るのは、本線用旅客機関車のC61 20。
蒸気機関車の代名詞でもあるD51のボイラーを転用し、戦後の旅客機関車不足を解消すべく生まれた本格的な機関車で、
近年復活したばかりの話題の機関車です。
「鉄」(←鉄道ファンの総称・・・笑)の私でも、それほど思い入れのある機関車ではありませんが、実際に見ると、
まるで生きているがごとく躍動しながら走る姿に圧倒されます。
現在の鉄道車両は、線路と鉄製車輪の低μなトラクションでも電子ディバイスの補助のおかげで、いとも簡単に走っるので、
運転の難しさを実感する事は少ないですが、蒸気機関車のように機械的な操作のみで運転するのを考えると、蒸気圧の管理一つ
とっても、大変さがわかりますよね。
このたび、蒸気機関車が走るのは『千葉港→姉ヶ崎→木更津』です。
午前中、ディーゼル機関車に引かれて『千葉港駅』に入るのを“ア○オ蘇我”の屋上駐車場から見て『姉ヶ崎駅』手前の“イトー○ーカ堂”
の駐車場で出迎え『姉ヶ崎駅』を出発する所を見てから『木更津駅』まで追いかけ、客車をはずして整備されているところを見てきました。
2本のシリンダーとリンクやロットで動力を伝えるメカニカルな動きと、生きているような蒸気機関の息吹は、実物の迫力に勝る物
はなく、身近な場所を走っているという“違和感”もあいまって、とても良い思い出になりました。(旧型客車なのも良かった・・・)
ところで、機関車にもタイヤがあるのをご存知でしょうか?
もちろんゴム製ではありませんが、ディスク部分と、踏面とフランジの部分が、焼き嵌めで取り付けられているんですよ。
フランジは、脱線防止のための車輪の出っ張りの事で、急カーブでシュン、シュン鳴っているやつの事です。
カーブのみならず、高速走行では台車が踊るため、フランジは線路と当たってますし、動輪(駆動輪)は、空転(スリップ)防止
の為に、砂を撒いたりもしますから、金属製とはいえ、当然、磨耗してしまう訳です。
そんな訳で、外側の輪っかだけが交換できるようになっているんですね。
残念ながら、ブリヂストン製ではないんですけど・・・(笑)
担当者:カゲチカ